季節の挨拶更新: 2026年9月17日

お歳暮のお礼状

お歳暮のお礼状

場面

贈答のお礼

関係性

受取人→贈答者(ビジネス・親族)

お歳暮のお礼は受け取ったら早めに伝える

お歳暮が届いたら、まず受け取ったことと感謝を早めに伝えます。日数だけを理由に先延ばしせず、年末の業務や相手との関係に合う方法を選びます。日本郵便の解説も、できるだけ早く伝えること、遅れた場合も感謝を伝えることを案内しています。

お礼の文面は、受け取った時点で決まります。年内に届いた品には「本年」「来年」を使い、年明けに届いた品や年明けにお礼を送る場合は「昨年」「旧年」「本年」を使って、文章全体の時点をそろえます。

受け取った・送る時点 文面の軸
年内に受け取り、年内に伝える お礼・本年の感謝・来年のお願い
年末に受け取り、年明けに伝える お礼・昨年/旧年の感謝・本年のお願い
お礼が遅れた 遅れたことへの一言を添え、すぐに感謝を伝える
相手との関係が近い はがき・メール・普段の連絡手段から負担の少ないものを選ぶ

お礼状の基本構成

  1. 頭語(手紙の場合)
  2. 時候の挨拶と相手を気遣う言葉
  3. お歳暮を受け取った事実と感謝
  4. 本年/昨年の関係に合わせた一言
  5. 相手の健康を願う結び
  6. 結語・日付・差出人(手紙の場合)

ビジネス相手へ送る場合は、品名を必要以上に詳しく書かず、受領と感謝が分かる程度にします。返礼品を送るかどうかは、お礼状とは別に相手との関係や社内規程を確認してください。

文例パターン

年内に受け取った取引先へ

件名:お歳暮の御礼/○○株式会社 ○○

○○株式会社
○○様

師走の候、ますますご清栄のこととお慶び申し上げます。

このたびはお心のこもったお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
本年も格別のお引き立てを賜りましたこと、重ねて御礼申し上げます。

来年も変わらぬご厚誼を賜りますよう、お願い申し上げます。
寒さが続きますので、どうぞご自愛ください。

略儀ながら、まずはメールにて御礼申し上げます。

○○株式会社
○○ ○○

年末に受け取り、年明けに伝える場合

年明けまでお礼が延びても、「寒中見舞いの時期まで待つ」と考えてさらに遅らせる必要はありません。受け取った事実と、遅くなったことへの一言を添えて早めに伝えます。

件名:お歳暮の御礼/○○株式会社 ○○

○○様

旧年中は大変お世話になり、誠にありがとうございました。
年末にお心のこもったお歳暮をお贈りいただき、厚く御礼申し上げます。
お礼が年明けとなり、失礼いたしました。

本年も変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。
寒中の折、どうぞご自愛ください。

○○株式会社 ○○部
○○ ○○

上司・目上の方へ

拝啓

歳末ご多用の折、いかがお過ごしでしょうか。
このたびはご丁寧なお歳暮の品を頂戴し、誠にありがとうございました。
本年も温かいお心遣いをいただき、心より感謝申し上げます。

来年もご指導ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。
どうぞよいお年をお迎えください。

敬具

令和○年○月○日
○○ ○○

親族・近しい方へ

○○さん

今日、お歳暮の品が届きました。毎年気にかけてくれてありがとう。
家族みんなでありがたくいただきます。
忙しい時期が続くと思いますが、体に気をつけて過ごしてください。

○○

受け取り後にお礼が遅れたとき

お礼状の発送が遅れた場合は、遅れた理由を長く説明せず、次の三点を入れます。

  • 受け取ったこと
  • 感謝していること
  • 連絡が遅くなったことへの一言

年明けに送る場合、時候の挨拶を「寒中お見舞い申し上げます」などにすることはできます。ただし、季節の形式を整えるために連絡自体を待つ必要はありません。

今後のお歳暮を辞退する場合

お歳暮の辞退は、品物が今どの状態にあるかで文面を変えます。受け取っていないのに「返送いたしました」と書いたり、受け取った後に受領そのものを否定したりしないようにします。社内規程などを理由にする場合は、実際に確認できた規程だけを使います。

1. まだ受け取っていない場合

発送の連絡を受けた、または到着前に辞退を伝える場合は、相手の気持ちへのお礼と、今回は受け取れないことを分けて書きます。返送済みとは書かず、配送会社や相手に必要な対応がある場合だけ具体的に確認します。

このたびはお心遣いをいただき、誠にありがとうございます。
せっかくのお申し出ではございますが、【社内規程により贈答品を受け取れないため】、今回は辞退させていただきたく存じます。
ご手配のところ恐縮ですが、必要な対応がございましたらお知らせください。
今後とも変わらぬお付き合いのほど、よろしくお願い申し上げます。

社内規程が理由でない場合は、無理に理由を足さず、確認できる事情に合わせて書き換えます。

2. 受け取った後、これから返送する場合

品物をいったん受領した後で、社内規程などにより手元に置けない場合は、受け取った事実を認めてから、これから返送することを伝えます。まだ返送していない段階で「返送いたしました」と過去形にしません。

このたびはお心のこもったお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございます。
せっかくのお品を頂戴したところ恐縮ですが、【社内規程により贈答品を受領できないため】、これから返送させていただきます。
ご厚意に沿えず申し訳ございません。何卒ご理解くださいますようお願い申し上げます。

返送方法や送料の負担を相手に一方的に決めつけず、配送状況と社内の担当窓口を確認してから案内します。

3. 今回は受け取り、次回から辞退する場合

今年の品を受け取った後、今後は贈答を控えてほしいと伝える場合は、まず今回の受領と感謝を書きます。そのうえで「今後はお気遣いなく」と次回以降の希望を示します。今回の品まで返送する文面とは分けます。

このたびはお心のこもったお歳暮をお贈りいただき、誠にありがとうございました。
ありがたく頂戴いたしました。

恐縮ではございますが、今後はどうかお気遣いなさいませんようお願い申し上げます。
これまでのお心遣いに改めて御礼申し上げ、今後とも変わらぬお付き合いをお願い申し上げます。

相手との関係や自社の方針に合わせ、辞退の理由を必要以上に詳しく説明しないことも大切です。

よくある間違い

間違い 直し方
年内の文面に「旧年中は」を入れる 年内は「本年」「今年」、年明けは「昨年」「旧年」を使う
お礼が遅れたので、さらに寒中見舞いの時期まで待つ 受け取った事実と感謝を、できるだけ早く伝える
お歳暮のお礼に年始の話だけを書く まず受領と感謝を明記し、年始の言葉は結びに添える
取引先へ個人的な表現をそのまま送る 相手との関係と普段の媒体に合わせて調整する

参考

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