職場の挨拶・スピーチ更新: 2026年7月26日

忌引き休暇の連絡・申請

忌引き休暇の連絡・申請

場面

忌引き休暇の連絡・申請

関係性

本人→上司・管理職

忌引き連絡でまずすべきこと

家族の不幸は、誰にとっても心の準備ができないまま訪れます。動揺していて当然ですが、会社への連絡は「誰に・いつ・何を伝えるか」さえ落ち着いて押さえれば、それほど難しいものではありません。

  • まず電話、難しければメール: 深夜・早朝でない限り、上司への第一報は電話が基本です。メールは「確実な記録を残す」ための手段で、電話の代わりではなく補完と考えます
  • メールを先に送って後で電話してもよい: 深夜に訃報を受けた場合は、取り急ぎメールを送り、始業後の適切な時間に改めて電話を入れると丁寧です
  • 文章の完成度より速さを優先する: 忌引き連絡は「そのまま出せる」美しさより、必要な情報が過不足なく伝わることが最優先です

伝えるべき4つの情報

項目 内容
続柄と状況 亡くなった方が自分から見て誰か(父・母・配偶者等)、いつ亡くなったか
休暇希望期間 忌引き休暇としていつからいつまで休みたいか(会社の規定を確認のうえ)
業務の引き継ぎ 担当中の業務・会議をどうするか、誰に任せるか
緊急連絡先 休暇中に連絡が取れる電話番号(不要な連絡を避けたい場合はその旨も)

忌引き休暇の日数は会社規定による

一般的な目安として、配偶者・父母は5〜7日、子は5日、祖父母・兄弟姉妹は2〜3日程度とする会社が多く見られますが、法律で定められた制度ではなく、会社の就業規則(慶弔休暇規定)によって日数も有給・無給の扱いも異なります。連絡の際に総務・人事へ規定を確認するか、規定を把握している上司に相談すると確実です。

例文集

例文1: 深夜・早朝に上司へ送る第一報メール

件名: 【至急】忌引き休暇のご連絡(○○部 ○○)

○○部長

夜分に失礼いたします。○○です。

本日未明、父が死去いたしました。つきましては、忌引き休暇をいただきたく、取り急ぎメールにてご連絡いたします。

休暇期間や業務の引き継ぎにつきましては、改めて始業後にお電話でご相談させてください。

ご迷惑をおかけしますが、何卒よろしくお願いいたします。


例文2: 通常時間帯に送る正式な休暇申請メール

件名: 忌引き休暇取得のお願い(○月○日〜○日)

○○部長

お疲れ様です。○○です。

このたび、妻の祖母が死去いたしましたため、下記の通り忌引き休暇をいただきたくご連絡いたします。

【休暇期間】○月○日(○)〜○月○日(○)(○日間) 【葬儀日程】通夜:○月○日、告別式:○月○日 【緊急連絡先】携帯 090-○○○○-○○○○

担当しております○○案件につきましては、○○さんに一次対応をお願いできればと存じます。詳細は別途引き継ぎ資料をお送りします。

ご不便をおかけしますが、よろしくお願いいたします。


例文3: 同僚・チームへの引き継ぎ連絡

件名: 忌引き休暇取得のご連絡と業務引き継ぎについて

チームの皆様

お疲れ様です。○○です。

このたび父が死去し、○月○日〜○日の間、忌引き休暇をいただくことになりました。

不在の間、以下の対応をお願いできればと思います。

・○○案件の進捗確認: △△さんへ引き継ぎ済み ・定例会議: 資料を共有フォルダに格納済みのため、当日は欠席させてください

ご迷惑をおかけしますが、よろしくお願いいたします。


例文4: 忌引き明けの出社挨拶・お礼メール

件名: 忌引き休暇のお礼(○○部 ○○)

○○部長、チームの皆様

お疲れ様です。○○です。

このたびは忌引き休暇をいただき、誠にありがとうございました。おかげさまで無事に葬儀を終えることができました。

ご不在の間、業務をカバーいただき心より御礼申し上げます。本日より通常通り勤務いたしますので、今後ともよろしくお願いいたします。


例文5: 忌引き中に業務連絡が来た場合の短い返信

ご連絡ありがとうございます。

現在忌引き休暇をいただいており、詳しい対応が難しい状況です。恐れ入りますが、至急の場合は△△(引き継ぎ先)までご連絡いただけますでしょうか。

○月○日より出社予定です。取り急ぎご返信まで。

訃報連絡で避けたい言葉(忌み言葉)

種類 避けたい言葉 理由
重ね言葉 重ね重ね・たびたび・再三・くれぐれも 不幸が重なる・繰り返すことを連想させる
不吉な言葉 再び・追って・再発・引き続き 同じ不幸が続くことを連想させる
直接的すぎる表現 生きていた頃・死んだとき 「ご生前」「お元気だった頃」等に言い換える

「死去」と「ご逝去」の使い分け

自分の家族が亡くなったことを伝えるときは、「死去」「亡くなる」を使い、「ご逝去」は使いません。「ご逝去」は相手を敬う尊敬語で、自分の身内に対して使うと不自然な敬語(身内への敬語)になってしまいます。

  • 自分の父が亡くなった → 「父が死去いたしました」「父が亡くなりました」
  • 取引先の社長が亡くなったと聞いた → 「ご逝去を悼み、謹んでお悔やみ申し上げます」

ビジネスの場では自社の人間(上司・部下を含む)も「身内」として扱うため、社外へ自社の人の死を伝える際も「死去」を使います。

よくある質問

Q. 忌引き休暇は有給扱い? 無給扱い?

A. 会社によって異なります。慶弔休暇として別枠で有給になる会社もあれば、無給の特別休暇として扱う会社、有給休暇を充てる会社もあります。就業規則を確認するか、連絡の際に総務・人事へ確認しましょう。

Q. 上司の電話が繋がらないときは?

A. メールやチャットで一報を入れ、「後ほど改めてお電話します」と一言添えておきます。休暇の可否だけでも先に伝わっていれば、相手も対応しやすくなります。

Q. 忌引き中に業務の問い合わせが来たら必ず返信すべき?

A. 緊急性が高いものだけ最小限で構いません。引き継ぎ先を明記しておけば、多くの問い合わせはそちらに流れます。

Q. どこまでの続柄が忌引きの対象になる?

A. 一般的には配偶者・父母・子・兄弟姉妹・祖父母・配偶者の父母までを対象とする会社が多いですが、これも会社規定次第です。対象外でも事情を伝えれば有給休暇等での対応を相談できることがあります。

関連テンプレート

参考

  • 文化庁「敬語の指針」(平成19年2月 文化審議会答申)
  • 一般社団法人日本経営協会「ビジネス文書検定テキスト」
忌引き休暇申請訃報冠婚葬祭マナー

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